セミナーや講演会の集客大変じゃないですか?
歯科とか医科で行うセミナーや講演会の集客って大変ですよね。
けど、知っていますか?
一般業界のセミナー集客はもっともっと大変。
まず、セミナーのコンセプト策定を行う。
どんなお客様向けなのか?
という顧客のニーズ調査から始まり、そこに自分がどんな価値を提供できるのか?そして、それは競合と重複していないか?まで。
いにしえからあるマーケティング用語で3C分析を行うわけです。
いにしえですが、これは大切。
# 3C分析の話
次にランディングページ作成、次に決済システムの設定、次にフォームの作成、A4サイズのポスター作成とやること盛りだくさんです。
- コンセプト策定(3C)
- ランディングページ
- 決済、申込フォーム設定
- A4ポスター作成
やることって、こんなにある。
けど、歯科系医科系セミナーって、ランディングページがないことが普通だったり、決済も銀行振り込みだけだったり、申込フォームがなく、Gmailに参加表明の連絡をお願いする感じだったり。
これが当たり前だから、A4ポスターを1枚だけでも他と見劣りしない。
だから、一般業界を知っている人からすると、歯科とか医科で行うセミナー集客の準備って超楽なんですね。
ラッキーです。
けどそんなに甘くない。
逆にランディングページとか無い分、A4ポスターにすべてを必要な情報をすべて詰め込まないとダメ。
けど、詰め込みすぎると文字だらけで「読みにくっ!」という誰も読まないポスターに成り下がる。
いい感じの文字量で魅力を伝えきる。
そして「申込」という行動を促す。
・・・これ、逆に大変じゃね!?
てことで、次の章からポスターにすべてを詰め込み、魅力的なコピーを書く方法をレクチャーしていきます。
ポスター(フライヤー)って大事
ポスターとかフライヤーといわれるA4媒体のスペースしかセミナーの魅力を伝えられないので情報は超厳選する必要があります。
ちなみにポスター作成で最も大事な考え方はデザインは一番最後。
これです。
デザインで人が行動をおこすのではなく、コンセプトで人は行動をしてくれます。
「あ、これ、僕の為のセミナーじゃね!?」
となってもらう必要があるので、大事なのはデザインではなくコンセプト。
じゃ、次の章で簡単にできるコンセプト策定の仕方をみていきます。
ただのポスター作成で、ランディングページを作りこむことはしないのに、結局コンセプト策定決めたり、3C分析的なことは必須なんですね。
なんやそれ、意外と大変やん。
けど大丈夫。
ある程度標準化できるので、当てはめていく感じで作れます。
僕の場合
僕の場合はこんな順番でいきます。
- コンセプト策定
- プロトタイプ決定
- コピー作成
- テンプレ選び
- ポスター作成
大丈夫です。
5個もあるけど、すぐ終わるから。
1.コンセプト策定
3C分析といえば大げさですが、こんな方法で自分のセミナーについて考えてみます。
2.プロトタイプ作成
3C分析の内容を元に原案を作っていきます。
①ターゲット属性確定
年齢、性別、エリア
例)都内在住の売上UPと安定的売上継続の両面を強化したいビジネスオーナーに向けて・・
②悩み、願望
そのターゲットの悩みや願望を抽出
例)爆発的に売上を上げたいし、安定的継続売上の両面を実現したい・・
③提供できる価値と理由、方法
このセミナーではこんな価値が提供できて、その理由は〇〇でその方法はXXという点をまとめる
例)ショット売上を作るプロダクトローンチと、継続売上を作るサロン運用の2つのノウハウを公開。「ショット&サブスクリプション型ビジネス構築法」講師陣は日本で一番プロダクトローンチを実践しているA先生と、 日本で一番多くのサロンを運営しているB先生でおこなう。
④短くする
上記①②③を一言で言ってみる。ポイントは・・
- 一言でいう
- 具体的にいう(数字とかを使う)
- 別の言葉でいう
- 比喩表現
- 類語を使う(類語辞典を活用)
- かけ合わせる、削る
プロトタイプ①②③④を参考に例えば以下のようなコピーが出来上がります
ショット売上を作りながら、継続売上も作りたい都内ビジネスオーナーへ
✅プロダクトローンチで1発当たったのはいいものの継続しない・・
✅月額課金モデルを作ったけど売上が地味・・
このセミナーに参加すると、「ショット売上」&「サブスク売上」の築き方が手に入ります。
講師は年間30件以上のプロダクトローンチ案件をプロデュースして昨期は2.3億の累計売上を達成したA先生。
現在20個のオンラインサロンを運営して月額300万の売上を作り続けているB先生。
この2名に登壇頂き売上アップの秘訣を公開頂きます。
3.コピー作成
上で作ったプロトタイプをベースにコピーを作っていきます。
ランディングページ(LP)のコピーライティングと違いボリュームは少なくする必要がありますが、考え方は一緒です。
考え方って何かというと、部品部品を意識することです。
ちなみにLP作成の詳細はこちらで解説しています。
では、コピーを作っていきます。
↑のLPの書き方レクチャーにもある通り、部品を意識します。
最近は長いLPは好まれないですが、LPに書きたい情報はこれらです。
「キャッチコピー」→「リードコピー」→「自己紹介」→「問題点」→「強調」→「解決」→「ベネフィット」→「根拠、実績」→「スペック」→「緊急、限定、特典」→「アクション」
けど、チラシ(フライヤー)のスペース的に難しいので、こんな感じがお勧めです。
「キャッチコピー」→「リードコピー」→「オファーの内容、受け取れる価値」→「自己紹介」→「アクション」
順番にレクチャーしていきます。
キャッチコピー
これもひな形があります。
・ひな形①
○○が手に入る□□セミナー
・ひな形②
先生はは○○な事で悩んでいませんか?△△することで++を実現する方法が手に入ります。
・ひな形③
先生は〇〇でこんな間違いを犯していませんか?確実に(簡単にro楽にor素早くor安価に)++する方法が手に入ります。
無難なのは断然①です。
よく、奇をてらった凝ったキャッチコピーを付ける場合はありますが、逆にわかりにくくなることが多いです。
無難にシンプルに「〇〇が手に入ります」が一番伝わるのでお勧めです。
とはいっても凝ってみたい人もいると思います。
ポイントを列挙します。困ったらこれらを意識するとよいです。
新しさがあるか
できれば、ありきたりな内容より新しい内容がいいですよね?
観点が3つありまして、どれか1つでいいので新しくすると真新しさがでます。
・ターゲット
→新しい層を検討
・ベネフィット
→セミナーを受けた人が受け取れる価値
例えば治療技術とありきたりなので「心の平穏が手に入る」とか
#適当ですよ、これ。
・メソッド
→やり方の話です。まったく新しいやり方とか、少しでもいいのでアプローチの仕方を変えるとか。
トレンドを加味
世のなかのはやりを取り入れるのもいいです。
けど、煽るのはおすすめしないです。
今、コロナが流行っていますが、コロナを使って煽る人もいますが、印象悪いです。。
トレンドが分からない!?
安心してください。ここからわかります。
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
https://tr.twipple.jp/
ギャップ
一般的に難しいと思われがちなことが、実は簡単にできる!
的なイメージです。業界常識的に凄く難しそうな事でも、「実は、こういうノウハウを使う事でとても簡単にできる」みたいな内容です。
早・安・確・簡の要素はあるか
牛丼じゃないですが、これらの要素は人を惹きつけます。
ターゲットを絞っているか
「先生」ではなくて、「○○でお悩みの、△△な先生」を絞りましょう。 じゃないと響かないです。
曖昧な言葉を使っていないか
「長年」ではなく「20年以上」とか、できるだけ曖昧な言葉は使わずに具体的な数字で表現しましょう
リードコピー
リードコピーの役割は全体を要約して、次の行(文章)を読んでもらう事です。次を読んでもらう為に存在してる為、キャッチコピーで興味を持ってくれた人をさらに惹きつける役割です。
ちなみに、キャッチコピーで興味を持ってくれなかった人をつなぎ留める役割もあります。
例えば、キャッチコピーが
総義歯患者の満足度を高めて、同時に売上効率を高める方法が手に入る1Dayミーティング
だとしたら、この内容を要約しつつ、次の文章を読みたいと思ってもらう必要があります。なので、このコピーの詳細を魅力的に伝えます。
「総義歯患者の満足度」「売上効率」の部分にフォーカスして掘り下げていきます。
20年以上の実践をもとに体系化した、 違和感がない、外れない、痛くないを実現する為のテクニック+誘導型コミュニケーションを使い、診療効率をUPさせるテクニック
オファーの内容、受け取れる価値
これはシンプルにセミナーで受け取れるノウハウや価値を箇条書きで3つほどつたえます。
自己紹介
ポイントはいくつかありますが、考え方としては、このセミナーで講演する価値のある人物か?をいかに訴求するかです。
セミナーの内容に即しているか
セミナーの内容に即し自己紹介をすることです。
総義歯のテーマなのに、インプラントに特化した自己紹介だと変ですよね?
よって、使いまわしの自己紹介よりも、その都度、自己紹介を変えましょう。
実績
セミナーの内容に即した実績も書きましょう。
実績がない場合は、セミナーにそくしたテーマの治療を行ってきたヒストリーを書きましょう。
例えば
自分は〇〇な考え方を持っていた。これを実現する為に、○○な取り組みを10年以上続けており、今では、〇〇な治療を確立する事ができた。
今思うと、過去にやってきた〇〇という経験が非常に役に立っており、他と差別化できている鍵だと考える
写真
当たり前ですが、写真は美しいものを
アクション
アクションとは、申込になります。
いまだにFAXという場合があると思いますが、FAXだけだと不便です。
だって、ポスターは紙で手に入る事は少なく、WEBでポスターを公開する事が多いので、FAX申込だけだと、「一旦印刷」と超絶面倒な作業が発生してしまいます。
WEBマーケティングの鉄則ですが、「申込までの面倒事はすべて排除する」という事が基本となります。
例えば、申込フォームのテキストボックスが20個くらいあると、面倒で入力したくないですよね。
同じ原理でFAX申込をする為に一旦印刷するという行為は、申込をするつもりの方の数パーセントを離脱させてしまいます。
じゃ、どうすれば?
FAX申込は残しつつ、WEBフォームのURL及びQRコードを付けましょう
4.デザインテンプレート選び
書きたい文章がある程度決まってからデザイン、テンプレートを選んでいきます。
https://www.template.net/design-templates/flyer/a4-flyer/
https://ppon.askul.co.jp/search/__all__
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/search-result.aspx?kw=%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC
このあたりはおすすめです。
5.清書
あとは、上記で作成した部品を配置していきます。
キャッチコピーから順番に配置していきましょう。
歯科系セミナーポスター作製で最も大切な事
前提として、人は「読まない」「信じない」なのです。
なので、読んでもらう為に、「キャッチコピー」で惹きつけて、次を読んでもらいたいので、「リードコピー」で繋ぎとめて、「オファーの内容」を読んでもらう。
ただし、オファーの内容は信じないので「自己紹介」でそのオファーが出来る適切な人物かを説明して、この人がいうなら信じられる。と思ってもらう。
で、良いねぇと思ってもらい、「アクション」という申し込みをしてもらう。
全ての文章は「アクション」を起こしてもらう為にありますので、その意識が大切です。
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