今回は『-1歳から始める食育指導セミナー』に関してのレポートをお届けします。
結論から申し上げますと、かなり経営者向けのセミナー、且つ非常に内容が濃かったです。
今回私が参加したきっかけとしては、『クリニックとして単発での患者様は来てくれるけど、2回目の来院がない』『末長く私達のクリニックを愛用してくれる患者様がいない。』ということでした。
もし私達と同じ悩みを抱えられている方がいらっしゃったら、是非参加していただきたいコンテンツです。
このセミナーに参加することで、『クリニックの生涯顧客を作る方法』を、『食育』という観点を通じて学ぶことができます。
そんなセミナーの講師をしてくださるのは、国際THCケアオフィス株式会社代表取締役のイ・リナ先生です。
■セミナー参加で得られること
このセミナーに参加し、食育を学ぶことで、妊婦の方に向けての離乳食指導についての深い理解、そしてその期待効果について学ぶことができます。
また、セミナーの冒頭では、マーケティングの視点についても学ぶことができました。
患者様に、まずは、クリニックの認知していただく。そして、治療の中で、食育についての重要性を伝える教育の場を提供することで、生涯顧客の獲得に繋がっていくと改めて感じました。
■講師紹介
フィリピン生まれ京都育ち大阪在住。歯科衛生士・整体師・カウンセリング心理士などの資格を習得した後、国際TCHケアオフィス株式会社設立をされています。
その後、トータルヘルスケアのイリナプログラム®︎を考案し、全身を診る歯科衛生士として活動中で、歯科医療従事者へのセミナー業をしていらっしゃる非常に権威ある先生に登壇をしていただきました。
■母親教室開催にあたって
突然ですが、この記事を読んでいる読者の中には、もしかしたら既に母親教室を開催しているクリニックもあるかもしれません。ただ、そこでよくお悩みに上がるのは、『呼び込みを、いつ・どのようにしたらいいのか?』ということです。
最初の接点は、「妊婦歯科健康診査の受診の時」とイ・リナ先生は仰います。
妊娠中の母親はお腹の赤ちゃんのことで不安がいっぱいだからこそ、歯科のことだけを伝える、という固定概念を捨てる必要があります。
妊娠初期・中期・後期・産後それぞれで、母親は非常に多くの不安を抱えています。この一つ一つの不安を払拭していくからこそ、後の大きな信頼が掴め、患者様の中で口コミが広がり、たくさんの患者様に通っていただけるようになります。
■離乳期の発達段階を知る
ここからは離乳食についてのお話をしていただいたのですが、離乳期には4つの発達段階があると、イ・リナ先生は仰います。
- 離乳初期
- 離乳中期
- 離乳後期
- 離乳完了期(幼児期移行期)
前半パートでは、育児のあるあるの疑問をすごく丁寧に解説していただき、
話を聞いているだけで、深く頷くような内容が盛りだくさんで、確かにここまで説明出来たら、『何かあったらクリニックに行こう!』って患者様が増えるよなぁ。と思いました。(笑)
後半では、さらに具体的な内容について講演をしていただき、私自身大満足のセミナーでした。
■まとめ
今回のセミナーでは、離乳食についての最新の情報に触れながら、具体的な事例についてもかなり丁寧に教えてくださいました。
これを上手く導入出来れば、患者様とクリニックの距離感がすごく近くなっていきます。
私も子育てを経験しましたが、特に初めての子育ては不安でいっぱいでした。書籍によっても記載してあることが違ったり、ネットにも間違った情報が当たり前のように載ってます。
子育てについて産婦人科以外のところで、プロの先生から直接アドバイスをもらえるだけで、患者様はすごく安心しますし、信頼関係も上がっていきますよね。その結果、永く愛用してもらえる地域のクリニックに変貌がしていくことができるのではないでしょうか?
イ・リナ先生、今回は貴重な講演をしてくださり、誠にありがとうございました。
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